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スニペッチ バージョン0.0.7 リリース & ドキュメント一通り完成

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スニペッチのドキュメントを書いていて、見つかった不具合を修正しました。

バージョン 0.0.7 (2018.3.29) - 「イベント」の「~が押された時」の選択肢「どれかの」にあたる定数 KEY_ANY を追加 - 「調べる」の「ビデオ」の選択肢「モーション」にあたる定数 SENSOR_VIDEO_MOTION を追加 - 「制御」の「~を止める」の選択肢「ステージの他のスクリプト」にあたる定数 STOPTARGET_OTHER_IN_STAGE を追加 - 「制御」の「~を止める」の選択肢「スプライトの他のスクリプト」にあたる定数 STOPTARGET_OTHER_IN_SPRITE を追加 - 「演算」のブロックに「余り」を追加 (書き方の例: 10 % 3) - 「base」を削除したときに落ちる不具合を修正 - 「演算」の「=」のブロックのスニペットが 1 = 1 だったので、正しく 1 == 1 に修正 - 「イベント」の「~ > ~ のとき」のブロックのスニペットに引数が抜けていたので修正 - コスチュームとサウンドの画面で、コスチューム名/サウンド名のラベルが言語切替で切り替わるように修正

そして、ドキュメントを一通り書きあげました。これで、スニペッチのすべての機能が明らかになりました。 中学生くらいの人を対象に書いたつもりですが、たぶんわかりにくいと思うのでこれから直していきます。

以下が、今回追加したドキュメントです。

計算式の書き方
条件文の書き方
カスタムメソッドで新しいブロックを作る
「ベース」でカスタムメソッドを再利用しよう
コメントの書き方
目的別にコンパイル結果を変える「プリプロセッサ」
こまめに保存し、バージョン管理システムを活用しよう
色コードについて
コマンド一覧 動き
コマンド一覧 見た目
コマンド一覧 音
コマンド一覧 ペン
コマンド一覧 データ
コマンド一覧 イベント
コマンド一覧 制御
コマンド一覧 調べる
コマンド一覧 演算
コマンド一覧 その他

スニペッチの中で私が一番気に入っている機能は、「ベース」です。なぜなら、スクラッチで高度なプログラムを作れる可能性を、この機能は持っているからです。

簡単に説明すると、この機能はプログラムを細かく分解し、再利用する機能です。
作ったものを再利用できるという点では、オンライン版のスクラッチの「バックパック」の機能に似ています。バックパックは作ったものをとっておき、使いたい箇所にコピーする機能です。 https://blog.hatena.ne.jp/inosyan/inosyan.hateblo.jp/entries

ですが、「ベース」は、コピーするのではなく、呼び出すものです。これは、プログラミングでクラスをインスタンス化して使うのに似ています。
実際、スニペッチでベースのメソッドを呼び出すときには new します。

var base = new BaseSample();

function scripts(){
    whenKeyPressed(KEY_RIGHT_ARROW, function(){
        base.sample(true);
    });
    
    whenKeyPressed(KEY_LEFT_ARROW, function(){
        base.sample(false);
    });
}

そして、ベースから、さらに別のベースを利用することができます。つまり、部品と部品をつなげて、さらに高機能な部品「ライブラリ」を作ることができるということです。 ライブラリの開発、共有、利用のサイクルで、さらに高度なアプリを生み出すことができるでしょう。

そもそも、スクラッチで効率を追い求めるのは教育的に良いことなのかどうか、私はプログラマであって教育の専門家ではないので判断できませんが、プログラマの視点で言えば、効率化は当然やるべきことです。「同じコードを2度書かない」「車輪を再発明しない」を実践しようとすればたどり着く結論です。もちろん、学習者が勉強のために何度も同じコードを書いてみることは悪いことではありません。

使っていくと、いろいろ改善したい箇所が出てきました。作品を作りつつ、引き続きスニペッチも改良していこうと思います。